材料/工法開発
Material / Method Development
開発の
キーセクションが、
新しい風を起こす
ウェザーストリップは、
主に「EPDMゴム」や「TPE」でできている。
でも実はそんなに単純ではない。
そこにはいくつもの機能・役割があり、その為に材料も複
数、多いものは6種類も使われる。
材料・工法技術者は、その全てを把握し、さらにその先を
見つめ追い続ける。
新開発では、「守るべきもの」と「飛躍させるもの」が共
存する。
課題は多いが思い切って「弾力発想。」。
弾力は、英語でelasticity。その語源は、ギリシャ語の
「推進力」にある。
きっと新しい風が起こせる。
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発泡へのこだわり Commitment To Foaming
当社は、ゴムでは主にEPDM(エチレンプロピレンゴ
ム)を用い
てモノづくりをしています。特に内部に気泡
を持つスポンジゴム
に強みを持ち、低発泡から20倍高発
泡まで多種多様です。その中
でも、低比重高発泡スポン
ジ“”は当社の代名詞で、
軽量化や静粛性
向上に寄与しています。
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樹脂製品の拡大 Expansion Of Plastic Elastmoer Products
当社では、環境面への配慮から熱可塑性樹脂(TPE:
Thermo
Plastic Elastomer)を取り入れています。これ
は常温でゴムの
ような弾性を有し、高温ではプラスチッ
クのように溶融する特性
を持つ材料です。これによりマ
テリアルリサイクルが容易になり、
カーボンニュートラ
ルに寄与することができます。
材料特性を見極めた開発を進めています。
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新工法技術開発 New Construction Method Technology Development
一本のウェザーストリップが出来上がるまでには、その
特性を
知り尽くした上での安定かつ高効率な生産装置が
不可欠です。
当社はこれを実現するために、独自の発想で生産技術革
新に
チャレンジし続けています。
独自設計された西川ゴムオリジナル装置が、今日も生産
を
支えています。
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トップコート技術開発 Top Coat Technology Development
ウェザーストリップは、全天候下で繰り返し圧縮・解
放・摺動
を求められる過酷なシール材で、しかもそこに
外観性も必要と
されます。これらをすべてクリアするた
めには、基幹材料のみ
ならず、表面材料やその工法もと
ても重要な鍵となります。
この当社のトップコート技術は、世界オンリーワンで
す。
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バイオマス材料開発 Biomass Material Development
ウェザーストリップは、これまで主に合成ゴムや樹脂な
どから
つくられてきていますが、カーボンニュートラル
の時代の今、
当社では現在、植物由来のバイオマス原料
や再生材料を使用し
た「地球環境に配慮したウェザース
トリップ」の研究開発を積
極的に進めています。
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グローバル材料開発 Global Materials Development
「海外各拠点での同スペック製品立上げ」、今の時代な
ら当然
とも思えるこの命題ですが、実際には各国での材
料調達の状況
は様々であり、グローバル展開する新開発
材料は、その各国事
情に合わせて適用設計していく必要
があります。
どの材料がベストか、そのバリエーションはどうか、ど
の条件
が最も安定するか、様々な面での開発&調達&製
造の協業あっ
てこその成果なのです。
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