環境環境への取り組み

Environment

環境方針

基本理念

西川ゴムグループは、環境保護を経営の重要課題として位置づけ、開発・設計・購買・生産・物流・販売・廃棄までの製品のライフサイクル全段階にわたって、社是(正道 和 独創 安全)の精神で「地球にやさしい事業活動」に取り組みます。

行動指針

  • 法令等遵守

    私たちは、環境関連の関係法規制及びその他の要求事項を遵守します。

  • 環境に配慮したモノづくり

    私たちは、省エネルギー・省資源・リサイクル・廃棄物の削減、環境負荷物質(有害化学物質)の使用抑制及び汚染の予防に取組み、その継続的改善による環境保護に努めます。

  • 社内啓発活動

    私たちは、環境への意識向上を図るため、環境教育を継続的に実施し、全社的な環境保護活動を推進します。

ISO14001(環境マネジメントシステム)認証取得状況

当社および国内外グループ会社の、ISO14001(環境マネジメントシステム)の取得状況は下の通りです。
また、対象事業所では外部環境審査を依頼し、環境マネジメントシステムが適切に運用されていることを定期的に確認しています。内部環境監査においては、監査対象事業所以外のメンバーでチームを構成し、客観性を確保した状態で実施しております。
直近では中国湖北省に設立した子会社が、設立翌年の2020年に取得しています。

生産事業所

取得率100%

西川ゴム単体 4工場
国内関係会社 2社
海外子会社 北米:2社、東アジア:3社、
東南アジア:2社

環境保全への取り組み

環境負荷物質管理の徹底

原材料や購入部品に対して、国内外で法規制(GADSL、化審法、労働安全衛生法、VOC、欧州REACH規制)の対象となっている環境負荷物質を網羅した環境管理規定を設けて、使用を禁止する物質や管理を必要とする物質を明確にした上で、当社グループおよびサプライヤーの皆様に周知し、強化することで法令遵守を徹底し、有害物質の流出防止を図っています。

環境負荷物質管理の図

生物多様性に関する活動

「nishikawaみどりの森」

当社は、環境保全と地域社会への貢献の一環として広島県が発行する「グリーンボンド(環境債)」を購入し、広島県三原市にある中央森林公園の一画の命名権を獲得し、環境保全活動を進めております。
名前は当社のシンボルマークのカラーである若草色と、今後活動で携わる森林の緑が豊かに守られ生き続けていくことを願い、「nishikawaみどりの森」と名付けました。
具体的な活動内容は,年に数回社員とその家族で集まり、森林散策、間伐材を利用した工作体験、間伐、除伐等の活動を行う予定です。そして将来的には、社員だけでなく、地域住民の方々とも一緒に活動を行い、経営の重要課題の1つである「地域社会との共生」を目指して、当社工場がある三原地域に貢献していければと思っています。

データから見る
環境活動

マテリアルフロー(単体+国内関係会社)(2022年度実績)

インプット 原材料 購入原材料24,683t 購入部品5,544t エネルギー投入量 購入電力59,641MWh LPG2,180t A重油263kl 灯油77kl 軽油34kl ガソリン37kl PRTR(取扱量)98.6t 水質源 投入量55.2万㎥
事業活動 資材調達 ・グリーン購入の推進 ・購入品の化学物質管理 ・遵法(全行程共通) 設計開発 ・製品の軽量化 ・水溶性塗料への切替 ・環境負荷物質の削除 ・車室内VOCの低減 製品製造 ・CO2排出量の低減 ・エネルギー原単位低減 ・廃棄物量の低減 ・リサイクル率の向上 再利用再使用 ・冷却用水の再使用 ・樹脂化促進による ・材料再使用率向上
アウトプット 製品 ・自動車用シール材 ・住宅用シール材 ・その他 大気への排出 CO2 39,910t SOx1.8t NOx0.4kl VOC4.8t PRTR(排出量) 0.02t 廃棄物等の排出 産業廃棄物量4,162t(リサイクル率100%) PRTR(移動量)3.0t 排水量 排水量55.2万㎥ 窒素排出量※1 3.9t リン排出量※2 0.03t COD排出量※3 1.0t
  • ※1対象範囲:安佐工場、白木工場、三原工場
  • ※2対象範囲:白木工場
  • ※3対象範囲:白木工場、三原工場

【算出方法等】

インプット
原材料 購入した原材料・配合薬品類の量
エネルギー投入量 工場・事業所における、電力、油、ガス等の消費量
PRTR
(取扱量)
工場・事業所における、PRTR法対象の化学物質を含有する原材料・薬品類の量
アウトプット
大気への
排出
CO2:工場・事業所における、エネルギー消費にともなうCO2排出量(エネルギー消費量×CO2換算係数)
NOx、SOx:工場・事業所の排気口 (ボイラー等)から排出される、排ガス中の物質濃度を測定した結果に基づき算出
VOC: 対象材料の使用量に基づき算出
PRTR対象物質排出量:ボイラー燃料(重油)の使用量から算出
産業廃棄物
の排出
対象の年度に、工場・事業所において、埋立処分、単純焼却、リサイクルとして搬出された産業廃棄物の量
PRTR対象物質移動量:PRTR対象物質を含む産業廃棄物量から算出 に基づき算出
総排水量 当社の生産工程における水の使用用途は、設備や製品の冷却であり、水資源投入量と同じ値(蒸発量は 測定できないため考慮していません)としています

CO2排出量推移(スコープ1,2)

国内(単体+国内関係会社)

海外(海外関係会社)

産業廃棄物量推移

国内(単体+国内関係会社)

海外(海外関係会社)

取水量

PCB含有機器の管理

2027年3月までに処分することが法律で定められている低濃度PCB(ポリ塩化ビフェニル)含有機器につきましては、含有が懸念される機器を特定し159台の処分を行いました。未処理の低濃度含有品につきましては、PCB特別措置法に基づいて流出や土壌汚染がないように適正な保管を行い引き続き処分を行ってまいります。
高濃度PCB含有品は2023年に処理期限を終えておりますが、すべての調査を完了しており、発見された57台は適正に処分を完了いたしました。

区分 種類 累計
処理台数
高濃度PCB廃棄物(PCB濃度:
5,000mg/kg超)
安定器・
電力コンデンサなど
57台
低濃度PCB廃棄物(PCB濃度:
0.5〜5,000mg/kg)
変圧器・
電力コンデンサなど
102台

(2024年2月末時点)

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